商品撮影 ライトとディフューザー

シップ写真スタジオ 
シップ写真教室 商品撮影を学ぶ写真教室

商品を撮影する時、ライトとディフューザーの位置関係で仕上がりに大きく関係しています。
例えば、同じ明るさの光を商品に当てる場合でも、ライトとディフューザーと商品の距離を変えることで、写真のイメージが大きく変わってしまいます。

上図は、露出は同じディフューザーだけを動かしたものです。
左図のライトとディフューザーが近い物の方が、光が硬くなります。
右図のライトとディフューザーの距離が遠い場合より、光が柔らかくなります。
また、ライトとディフューザーが近い物の方が、ライトの意味(なぜそこにライトを入れるのか)を主張しやすく、ライトとディフューザーの距離が遠い場合は、ライトの意味が曖昧になる事がありますので注意が必要です。

面光源の直径は商品より大きくなければダメです。

商品写真も太陽光を意識して考えましょう。
太陽は地球より直径が大きく、地上に当たる光は平行光線になっているのはご存知だと思います。
商品撮影をする場合、この平行光線(面で当たる光)が必要になっる場合が多いのです。
そこで、商品より大きな面光源をディフューザーを挟むことにより作る必要があります。

左図は面光源が商品より小さいため、光の当たっている面に明るさの村ができています。
右図は面光源が商品より大きいため、光の当たっている面が均一の明るさになっています。
右図のように光を当てることにより、日常の視覚と違和感のない商品撮影を行うようにします。

ディフューザーは商品より大きくなければダメです。

上記したことですが、面光源が商品より大い必要がありますので、ディフューザーも必然的に商品より大きくなる必要があります。
仮に1メートルの幅のある商品を撮るときに、1メートル幅以下のディフューザーで撮る事は、お勧めできません。ディフューザーと商品の距離なども関係しますができれば1.8メートル以上のディフューザーで撮ることをお勧めします。こんな感じで少しゆとりを持った大きめのディフューザーをお使いください。


今回はライトとディフューザーについて少し書きました。
撮影に使う照明の種類によっても、光の質が異なりますし、ディフューズの方法も様々です。
写真教室で生徒さんがぶつかった事象から少しずつ解説していきたいと思っています。

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